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楓葉荻花秋瑟瑟(琵琶行)

以前、この漢字の読みを調べたときに、ブログに書いたと思っていましたが、なかったので、忘備録代わりに書いておきます。



楓葉荻花秋瑟瑟

ふうようてっか あきしつしつ


と読みます。


意味は


目に見える色づいた楓と白いススキに似た荻の花。瑟瑟は淋しく吹く風を形容する言葉



なのだそうです。(こちらから引用)


白居易の「琵琶行」の一部です。




そして、これを引用している日本の作家、谷崎潤一郎が「蘆刈」で



「わたしは提げてきた正宗の壜を口につけて喇叭飲みしながら潯陽江頭夜送客 楓葉荻花秋瑟瑟と酔いの発するままに声を挙げて吟じた。そして吟じながらふと考えたことというのはこの蘆荻の生いしげるあたりにもかつては白楽天の琵琶行に似たような情景がいくたびか演ぜられたであろうという一事であった。」




と引用しているそうです。


また、永井荷風は「墨東奇譚」で


「ぼくとうきたんはここに筆を擱くべきであろう。然しながら若しここに古風な小説的結末をつけようと欲するならば、半年或いは一年の後、わたくしが偶然思いがけない処で素人になっているお雪に廻り逢う一節を書き添えればよいであろう。猶又、この偶然の邂逅をしてさらに感傷的ならしめようと思ったなら、摺れ違う自動車とか或いは列車の窓から、互いに顔を見合しながら、言葉を交わしたいにも交わすことが出来ない場面を設ければよいであろう。楓葉荻花秋は瑟瑟たる刀禰川あたりの渡船で摺れ違う処などは、殊に妙であろう。」



と引用、そして夏目漱石は「草枕」で、源氏物語にも引用されているのだそうです。




楓葉荻花秋瑟瑟



ふうようてっか あきしつしつ


今度こそ、忘れないぞ! 前回も素敵な言葉だと思ったのに、完全に忘れていました。素敵な言葉だと思ったことだけ、覚えていました。
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教室長

Author:教室長
京都市南区唐橋、九条通御前を少し東に行った南側にある個別指導学習塾常伸スクールの「京都松陰塾」の教室長です。
ショウイン認定校で、2012年6月オープンしました。
英検準一級、TOEIC 885点  漢熟検二級 初級教育コーチ養成講座 知識編修了 STEPリーダー

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